今回ご紹介する「LANWY-4」ツアーでは、悠久な黄河を背景に、水墨のような自然の奇跡と千年の歴史が眠る遺跡を巡ります。蘭州の丹霞、天水の石窟、呉忠の峡谷、銀川の西夏王陵 —— それぞれの場所が、独自の物語を静かに語りかけています。5 日間の旅程で、中国西部の雄大な風景と深い文化を体感し、思い出に残る休日を作りましょう!

D1:蘭州へ!黄河の畔の石窟で時を遡る

旅程の始まりは蘭州です。朝の飛行機でこの黄河の都に到着したら、地元のガイドさんが出迎えてくれます。その後、専用車で郊外の永靖県へ向かい、今日のハイライト「炳霊寺石窟」を訪ねます。
炳霊寺石窟2

炳霊寺石窟へのアクセスはちょっと特別で、貸し切りのモーターボートに乗って黄河の水面を進みます。風に髪をなびかせながら、両岸の景色を眺めると、まるで時がゆっくりと戻っていくような不思議な雰囲気に包まれます。この石窟には「西秦建弘元年」という、中国で最も古いとされる題記が残っており、1600 年以上の歴史が刻まれた仏像や壁画を見ると、当時の人々の信仰と芸術の情熱を感じずにはいられません。特に下寺の浮き彫り仏塔と密教の壁画は、莫高窟や麦積山石窟にも負けない迫力があります。
炳霊寺石窟

夕食は自由にお選びいただけます(自費)。蘭州の地元料理、例えば手延べ麺「ラーメン」や黄河の魚料理を試してみるのも良いでしょう。食後は蘭州の中心部にある「蘭州飛天大酒店」(★★★★)にチェックインし、初日の疲れを癒やします。

D2:天水の麦積山石窟!「小麦俵の山」に隠された芸術の宝庫

朝食はホテルでお召し上がりいただき、その後、地下鉄またはタクシー(費用負担)で蘭州西駅へ向かいます。08:55 発の高速鉄道 D2654 に乗り、約 1 時間半で天水へ移動します。
麦積山石窟

天水に到着したら、専用車で「麦積山石窟」へ行きます。この石窟は秦嶺の西端にある孤立した峰にあり、山の形が農家の小麦俵に似ていることから名付けられました。莫高窟、竜門石窟、雲岡石窟と並ぶ「中国四大石窟」の一つで、後秦時代から 10 以上の王朝にわたって開削・修復が行われ、現在でも 221 の洞窟や 3938 体の造像、約 1 万平方メートルの壁画が残っています。

洞窟の多くは急峻な崖に開けられており、吊り橋を渡りながら見学すると、当時の工匠の技術の精巧さに驚かされます。特に北魏や西魏時代の仏像は、優しい表情と柔らかい衣装の皺が生き生きと表現されており、古代中国の芸術の魅力に引き込まれます。
麦積山石窟2

夕暮れには、19:22 発の高速鉄道 D2565 で蘭州へ戻り、再び蘭州飛天大酒店に宿泊します。一日中歩き回ったけれど、石窟の美しさが疲れを一掃してくれるはずです。

D3:蘭州水墨丹霞の絶景!そして呉忠への旅

朝食後、専用車で「蘭州水墨丹霞景勝区」へ出かけます。この景勝区は蘭州市中心から約 40km の場所にあり、白亜紀から第三紀にかけて形成された約 1 億 5000 年前の地形で、中国で都市部に最も近い丹霞地形グループとして知られています。
蘭州水墨丹霞景勝区2

景勝区の中では、カートで主要エリアを移動したり、ハイキングしながら各展望台から景色を眺めたりできます。彩丘峡谷、絶壁丹霞、峰巒彩丘など、赤や橙、黄、緑が混ざり合った岩肌が、日照りや天気によって千変万化する様子は、まるで手描きの水墨画を見ているようで、一枚一枚写真に収めたくなります。広大なエリアを歩きながら、自然の力が作り出した雄大な景観に、言葉が出ないほど圧倒されます。
蘭州水墨丹霞景勝区

昼食後は、16:04 発の高速鉄道 D8935 に乗り、日本語ガイドさんと一緒に呉忠へ向かいます。約 2 時間半で到着したら、タクシー(費用負担)で「呉忠美豪麗致酒店」(★★★★)にチェックインします。ホテルは呉忠の中心部にあり、周りにレストランやショッピングモールも多く、夜ご飯を探すのも便利です。

D4:108 塔の神秘と賀蘭山岩画!銀川でワインを味わう

108塔

朝食後、ホテルからお迎えして「青銅峡黄河大峡谷」にある「108 塔」を見学します。この塔群は西夏時代に建てられた仏教遺産で、108 基の石造りの塔が山に沿って段々と並んでいます。108 という数字は、仏教で「人間の 108 の煩悩」を意味すると言われており、静かに塔を眺めると、心が落ち着く不思議な力があります。塔には仏像や経文が刻まれているものもあり、西夏時代の文化を窺い知ることができます。
志輝源石酒荘

108 塔を見学した後、専用車で約 75 分かけて銀川へ移動します。途中で「志輝源石酒荘」に立ち寄り、この地で生産されたワインを試飲します。酒荘は賀蘭山の麓にあり、1 万 8000 エーカーの広大なブドウ園でブドウを育て、手作業で収穫したブドウを小さな樽で発酵させています。黄河の清冽な水と賀蘭山の日差しを吸ったワインは、果実の香りが豊かで、口当たりも柔らかいです。
賀蘭山岩絵

午後の終わりには「賀蘭山岩画」を訪ねます。ここには約 3 万年前から、遊牧民族が石器で岩に彫刻した 2 万 7000 点以上の岩画が残っています。放牧や狩猟の場面、祭りの様子、動植物の絵など、当時の人々の生活が生き生きと描かれており、人類の原始的な芸術と生活文化を感じることができます。岩の上の線は単純でも、その背後には太古の人々の想いが込められているようで、思いが遠くまで届きます。

夕食は自費で銀川の街でお召し上がりいただき、その後「銀川喆啡酒店」(★★★★)に宿泊します。ホテルは国際会議場と万達広場の近くにあり、ショッピングやレジャーも便利です。

D5:西夏王陵で歴史の謎を探る!旅の最後の感動

旅程の最後の日は、「西夏王陵」を訪ねることから始まります。朝食後、専用車で賀蘭山の麓にあるこの遺跡へ向かいます。西夏は 11 世紀初頭に党項羌族を中心に建国された王朝で、190 年間続いたものの、元朝の時代に史書が編まれず、多くの謎に包まれています。西夏王陵は、この謎の王朝の皇帝たちの陵墓群で、「東方のピラミッド」とも呼ばれる壮大な墳丘が残っています。
西夏王陵

王陵の境内では、西夏博物館も併設されており、出土された文物(金器、銀器、陶磁器など)や西夏文字の資料を見ることができます。特に西夏文字は、漢字を参考に作られた独自の文字で、その形や意味を知ると、西夏の文化の深さに驚かされます。広大な境内をゆっくり歩き、賀蘭山を背景に佇む墳丘を眺めると、千年の時を超えて西夏王朝の栄光と衰亡を感じ、旅の最後に深い感動を抱きます。

見学が終わったら、専用車で銀川空港へ向かい、ご自身の都市へ帰る旅程へと移ります。5 日間、黄河の雄大さと西夏の歴史に触れながら過ごした時間は、きっと心に残る特別な思い出になるでしょう。

ツアーのご案内

このツアーは 1 月~12 月(国慶節や春節などの祝日も対応)に実施されており、ご参加人数によって料金が変わります(例:通常期間 2 人 1 室で 7,850 元 / 人、祝日期間では 8,390 元 / 人)。料金には高速鉄道の 2 等座チケット(蘭州西⇔天水南、蘭州西⇒呉忠)、4 泊分の四星ホテル、朝食 4 回、専用車、日本語ガイド、各景勝地の入場券、旅行保険が含まれています(航空券や一部の食事は別途)。

もし子供を同伴する場合は、年齢と身長をお知らせいただければ個別に見積もりをさせていただきます。また、往復航空券や列車チケットの手配も承っていますので、お気軽にお問い合わせください。

黄河の流れと千年の遺跡が待っています。この秋、西部の大地で特別な旅を始めませんか?

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