
本日、6月21日は「夏至(げし)」。 一年のうちで最も昼の時間が長くなる特別な日です。 梅雨の合間に差し込むやわらかな陽ざしに、夏の足音がそっと近づいてくるのを感じます。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
🌿 夏至とは?
「夏至」は中国の二十四節気のうちの第10番目にあたります。 この日、太陽は黄経90度の位置に達し、地表にもっとも北寄りに直射します。ちょうど北回帰線のあたりに太陽が真上から照りつけ、まさに夏の盛りを告げるサインです。 夏至は毎年6月20日〜22日ごろに訪れます。天文学的にも農業的にも大きな意味を持つこの節気は、古来より中国をはじめアジア各地で大切にされてきました。
🍜 食で感じる夏至 ― 中国の風習
中国では、「夏至」を迎えるにあたって、食にまつわる豊かな風習があります。
その中でも特によく知られているのがこのことわざ:
「冬至餃子夏至麺(ドンジージャオズー、シャージーミェン)」
「冬至には餃子を、夏至には麺を食べる」
さらに、興味深い言い伝えも残っています。
「吃过夏至面,一天短一线」
「夏至に麺を食べると、その日から毎日が少しずつ短くなる」
このように、細く長い麺は夏至の長い日照時間を象徴し、
「健康に、長く穏やかに生きられますように」との願いを込めて食べられます。
また、冷たい麺で身体を冷まし、夏に備える**“涼をいただく”**という意味合いもあるのです。
🥙 「夏至餅」で恵みに感謝

地域によっては、「夏至餅(シャージーピン)」という風習も見られます。
これは、薄い生地に青菜・豆・豆腐・肉類などを包み、香ばしく焼き上げたもので、まずはご先祖さまにお供えし、その後家族や友人と分け合っていただきます。
この風習には、**「夏の恵みに感謝し、無病息災を祈る」**というあたたかな意味が込められています。

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